目元・目の下の脂肪取りとは
目元・目の下の脂肪取りとは、目の下に溜まった余分な脂肪を取り除く美容手術です。この手術は、目の下のたるみやクマ、膨らみなどの悩みを解消するために行われます。
目の下の脂肪取り手術には主に2つの方法があります。一つは直接的な脂肪取り、もう一つはハムラ法です。
- 直接的な脂肪取り
この方法では、まず医師が目の下の皮膚に小さな切開を入れます。次に、その切開から直接脂肪組織を取り出します。この方法は、脂肪の量が多い場合や、脂肪が特定の部位に集中している場合に適しています。手術後のダウンタイムは比較的長く、腫れや内出血が出ることもありますが、適切なケアを行うことでこれらの症状は改善します。
- ハムラ法
ハムラ法は、目の下の脂肪を取り除くのではなく、位置を調整する手術方法です。この方法では、目の下の脂肪を眼窩脂肪として再配置し、目の下の凹みを自然に補います。この方法は、脂肪の量が適量で、目の下の凹みやくぼみが主な悩みの場合に適しています。ダウンタイムは直接的な脂肪取りよりも短く、腫れや内出血も少ないです。
どちらの方法を選択するかは、患者さまの状態や希望、そして医師の判断によります。どちらの方法も、目の下のたるみやクマを改善し、若々しい印象を取り戻す効果が期待できる手段です。
目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)のダウンタイム
目の下の脂肪取り手術後のダウンタイムは、手術方法や個々の体質によりますが、一般的には1週間から2週間とされています。
直接的な脂肪取りの場合、手術後の腫れや内出血が最も顕著になるのは2~3日後で、その後徐々に腫れが引き始めます。大体1週間から10日ほどで社会生活に戻ることが可能な人が多いですが、個々の体質や手術の規模によります。
一方、ハムラ法の場合、ダウンタイムは通常短く、腫れや内出血も少ないです。多くの場合、手術後1週間以内に社会生活に戻ることができます。
どちらの手術方法でも、ダウンタイム中は適切なケアが必要です。医師から指示されたケアを守ることで、ダウンタイムを安全に過ごすことができます。
ダウンタイム中の過ごし方
目の下の脂肪取り手術後のダウンタイム中は、手術部位の回復を最優先に考えることが重要です。ダウンタイム中の過ごし方については以下を参考にしてみてください。
強い運動や激しい動きは避ける
手術後の回復期間中は、強い運動や激しい動きは避けることが推奨されます。これは、過度の身体活動が血流を増加させ、手術部位の腫れを悪化させる可能性があるためです。また、激しい動きにより手術部位に無理な力が加わると、傷が開いたり、内出血が増えたりする可能性もあります。
メイクは控える
ダウンタイム中は、手術部位への刺激を避けるため、メイクを控えることが推奨されます。特に、目の周りは皮膚が薄く、敏感な部位なので、化粧品による刺激や、メイクを落とす際の摩擦は避けるべきです。
目をこすらない
手術後、目の周りがかゆく感じることがあるかもしれませんが、目をこすらないように注意してください。目をこすると、手術部位に無理な力が加わり、傷が開いたり、腫れや内出血が悪化する可能性があります。
参考:二重の手術|美容外科の手術|一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS
目の下の脂肪取り後の副作用
目の下の脂肪取り手術は、一般的に安全な手術とされていますが、全ての手術と同様に一部の副作用が発生する可能性があります。以下に、その主な副作用を挙げます。
- 腫れと内出血
手術後、手術部位には一時的に腫れや内出血が発生します。これは、皮膚や組織が手術による刺激に反応して起こる自然な現象です。腫れは手術後2~3日でピークに達し、その後徐々に引いていきます。内出血は、紫色や黄色の痣として現れ、1~2週間で自然に消えていきます。
- 感覚異常
手術部位の感覚が一時的に鈍くなることがあります。これは、手術中に皮膚の下の神経が一時的に圧迫されることによるもので、大抵の場合、数週間から数ヶ月で感覚は正常に戻ります。
- 感染
手術部位が感染するリスクがあります。これは、手術後のケアが不十分だった場合や、手術部位を清潔に保つことができなかった場合に発生します。感染の兆候としては、赤み、腫れ、痛み、熱感、膿などがあります。これらの症状が現れた場合は、すぐに医師に連絡しましょう。
これらの副作用は、適切な手術手技とアフターケアにより最小限に抑えることが可能です。手術を受ける前には、医師と十分に話し合い、リスクを理解した上で受けることが重要です。
参考:二重の手術|美容外科の手術|一般社団法人 日本美容外科学会 JSAPS
目の下の脂肪取りの効果期間
目の下の脂肪取り手術の効果期間は、手術方法や個々の体質、生活習慣などによりますが、一般的には数十年程度とされています。
しかし、手術後も加齢による皮膚のたるみや脂肪の移動、生活習慣の影響などで、新たなたるみやクマが出現する可能性があります。また、体重の大幅な増減も目の下の状態に影響を与える可能性があります。
そのため、手術の効果を長持ちさせるためには、健康的な生活習慣を維持し、適切なスキンケアを行うことが重要です。また、定期的な医師の診察を受け、必要に応じて追加の治療を行うことも考慮しましょう。
目の下の脂肪取りの症例写真
以下に、目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)を受けた患者さまの症例写真をご紹介致します。
【施術内容】
目の下にある脂肪(クマ)をまぶたの裏から取り除きました。
【費用】
165,000円~275,000円
【副作用とリスク】
腫れや内出血が出る可能性がございます。
まとめ
手術後のダウンタイムは一般的に1週間から2週間で、この期間中は適切なケアが必要です。また、手術には一部の副作用が伴いますが、適切な手術手技とアフターケアにより最小限に抑えることが可能です。
美容手術は自身の体に対する大きな決断ですので、慎重に考え、信頼できる医師と共に最適な治療法を選択しましょう。
当院では形成外科医として経験豊富なドクターが「目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)」を行っております。詳しい内容については以下のメニューページよりご確認くださいませ。